歯ブラシは、口腔内を健康な状態に保つために非常に重要です。ところが、実際に歯ブラシがキチンとできている方は5人にひとり程度です。
当院では、歯科衛生士が検診時に患者さまの状態に応じて歯ブラシの指導を行っています。
歯の模型を使いながら歯ブラシの正しい使い方を指導するほか、実際に歯と歯の間に歯ブラシを入れてみて、みがけている感覚を養っていただきます。
何を重視するかによって、歯ブラシを変える必要も出てくるかと思います。歯周病予防なら歯ぐきのマッサージ用に柔らかい歯ブラシ、歯垢を落としたい人は硬い歯ブラシがいいでしょう。
電動歯ブラシも効果はあるのですが、まずは自分の手でしっかりと歯をみがく感覚を身につけることが前提になります。電動歯ブラシを使用すると、何となく歯をみがけている気持ちになってしまいますから。
また、大人とお子さまでも歯ブラシのポイントが異なります。お子さまの場合は、虫歯にならなにための予防として歯をみがくことが重要ですし、大人の場合は虫歯よりも歯周病の予防の意味合いが強くなります。